(お知らせ)高尾善希著『やさしい古文書の読み方』(日本実業出版社)刊行
当ブログの管理人の高尾です。このたびは、拙著、古文書入門書の刊行をご案内します。高尾善希『やさしい古文書の読み方』(日本実業出版社)です。現在、全国の書店にならんでいます。大きめの本屋では平積みにされています。
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この本では、①なぜ古文書は面白いのか(何が面白いのか)、②古文書とは何か、史実とは何か、なぜ古文書はそこにあるのか、③古文書を読むときにくずし字の読解を避けては通れないが、なぜ昔のひとはくずし字を書くのか、くずし字を読解するときのコツは何か、などについて触れています。このうちのいくつかについては、従来の入門書ではあまり頁を割いてこなかった事柄です。特に従来の入門書では、紙幅の関係からか、入門者にとっての諸前提を無視して書かれているように、わたしには思えました。(じゃあ、その〝諸前提〟を中心に書いてみよう! それ以外のことは他書に譲るということで…)と思い、その趣旨に沿って書きました。また、自分の流儀で(自分の研究や、自分の見つけた図版・史料によって)解説を試みました。題名にある通り、かみ砕いてやさしく書いたつもりです。
わたしが各所で行ってきた古文書についての講義の内容(ノート・プリント)をもとにしました。当ブログでご案内しているワン・コイン古文書講座の内容も、一部反映されています。みなさんの勉強の参考にして頂ければ幸いです。
※拙著の中で触れている「ワン・コイン古文書講座」についてはこちらをご覧下さい。
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