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2016/09/20

(開講)第86回ワン・コイン古文書講座開講

 こんにちは。ワン・コイン古文書講座は木曜日に変更となりました。お気を付けください。9月より拙稿「小川幸蔵」を含む高橋敏編『アウトロー近世遊侠列伝』(敬文舎)が発売の運びとなりました。今回は、それに関連して、アウトローに関する古文書を読みたいと思います。ワン・コイン古文書講座は、今回も宮前市民館で行います。どうぞお気軽にご参加下さい。

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第86回ワン・コイン古文書講座
○日時:9月29日(木曜日)14時~16時

○場所:宮前市民館(川崎市宮前区宮前平2-20-4宮前文化センター[最寄り駅は東急田園都市線宮前平駅])第4会議室 宮前市民館のホーム・ページ

○料金:500円(一ヶ月会費)

○講師:高尾善希 たかお・よしき 立正大学文学部史学科非常勤講師・博士(文学)

○演題:「江戸時代の博徒と村社会」

〇講師から一言 江戸時代の博徒を学問として扱う意味は、どこにあるのでしょうか。また、江戸時代の博徒と現代の暴力団とは、どこが違うのでしょうか。古文書を読みながら、江戸時代の博徒のありようについて考えてみたいと思います。

○参加方法 参加する際には必ず下記ワン・コイン古文書講座事務局宛メールアドレス宛てに参加希望の旨のメールをご送信下さい(メール題名は「講座希望」と記入して下さい。なお、下記のyahooメールはわたし宛のメールではなくワン・コイン古文書講座事務局宛のメールです。高尾個人に対するメールはysktko@nifty.comです。お間違えのないようにお願いします)。 ワン・コイン古文書講座事務局宛メールアドレス:komonjyo_yomukai@yahoo.co.jp

 運営の都合上、多くのところは自己責任でお願いします。お出かけ直前に、このブログの内容をご確認下さい。変更点などがある可能性があるためです。次回は10月27日(木曜日)です。

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2016/09/04

(史料)父を想う気持ち―漱石の長男―

 十川信介編『漱石追想』(岩波文庫)には、夏目漱石に関わった49人の追想が掲載されています。そのなかで、家族の追想もあり、家庭での漱石が、わけもわからず突然に怒り、子どもを殴るなどしていたことが記されています。それは、なぜなのか。漱石の長男で、バイオリニストの純一さんによる文章です。

ぼくは前にも記したが、自分を父が撲ったりしたことを、合点しにくかった。人が「君を愛していたからだ」などといっても、素直に受取れない。ところが或るとき、千谷七郎という人の『漱石の病跡』という本を、のぞいてみたことがある。それによると漱石は病気であったというのだ。躁鬱病のことである。父が憂鬱になったり、荒れたりしたのは、そういう病気のためかと思ったら、ひじょうに嬉しかった。たいていの人は、親が精神の病気を持っていたといえば、むしろ悲しく思うのだろうが、ぼくの場合には逆なのだ。つまり、あんなにぼくたちを可愛がってくれた人が、ふとしたときには乱暴をする。それを考えると、もやもやしていたのに、病気だときいてから、気分がさっぱりした。(『図書』昭和45年7月、十川信介『漱石追想』[岩波文庫]再録)

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