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2014/04/06

(雑感)いつから「歴史」は暴走し始めたか?

・トンデモ本が増えてきたのは明治の老人がいなくなってからか? わたしの曾祖母は明治30年の生まれで、わたしが中学生の時に亡くなりました。もし彼女が存命であれば、116歳くらいになっている筈で、世界最高齢クラスになるでしょう。それを思うと「明治は遠くなりにけり」の言葉通り、明治は遠くなったのです。 わたしは中学生の頃から本屋巡りが趣味でしたから、自然、曾祖母が死去した頃から、本屋の歴史書コーナーの背表紙をずっと定点観測してきたことになりました。その上での雑感ですが、ちょうど明治の老人が鬼籍に入る頃から、歴史書コーナーの背表紙が暴走し始めたという感を抱いています。もちろんこれはわたしの雑駁な感想でさほどの厳密さはありませんが。 

・増え続ける歴史系トンデモ本 最近、歴史系トンデモ本が増え続けています。たとえば、いま流行りの「江戸しぐさ」など……、ここでは書くのをやめておきましょう。 とはいえ、かくいうわたしも、時代考証無視の時代劇に(ムム、ケシカラン!)などと叫び声をあげるような狭量さは持ち合わせていないのです(わたしも時代考証の仕事をしたことがあり、その限界は重々承知)。まあまあ、いいじゃないの。歴史学を修めているひとたちは、教科書問題など政治や教育に関するイシューを熱心に議論することはあるものの、いちいち細かい俗書の類を議論の対象にすることはありません。論文を書くので忙しいし、研究は面白いし、それどころじゃない。それ以前に就職しなきゃ。 でも、この先、どうなってしまうのだろうという、ぼんやりとした危惧があります。「歴史」はどこへ行ってしまうんだ? 知らない間にコロコロと転がるボール、ドブにポチャン……。自己批判を含めて。

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