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2013/12/15

(雑感)わたしは「生きているか」?

 ある自治体の正規公務員が給料の一部分を一律に減らされるらしい。その正規公務員のうちのある方は「こんなんじゃ、生活できないよ」とボヤキを仰っていた。わたしはその言葉を聞いたとき、一生の間びんぼう生活だろうわたしは、この場合どのような位置づけになるのだろうか、と思った。-わたしからみて-多額の給料をもらう正規公務員氏の観点からすれば、わたしの「生活」なんぞ生活の名に値せず、わたしはとっくの昔に死んでいる、ということになってしまう。

 ところが、その「生活できない」筈のわたしは、まぎれもなく、いまを生きている。生きていない筈の人間が、生きているのだから、わたしはきっと妖怪か何かにちがいない。これは一体どういうことか。戸惑いにも似た気持ちをもった。

 もっともこの「生活できない」という言い回しは、文字通りにとってはいけない言葉のひとつで、「《ある生活レベルからみて》生活できない」という意味である。わたしのように「本さえ読んでいれば幸せで、海外旅行をする気にもなれない」という価値観から出てくる「生活」などは、世間でいうところの生活の範疇には入らないのだろう。新聞(2013年3月17日朝日新聞朝刊)を読んでいると「投資活況 バブルの芽」という大見出しが目に飛び込んできた。記事には、ひとりのおばあさんのコメントとして「『これからインフレになる。自己防衛のためにも株を買わなくちゃ』(71歳女性)」という言葉が載っている。

 それでは、株を買うこともできないわたしは、おばあさんのいう「自己防衛」すらできない人間、ということになってしまう。この71歳のおばあさんは、この世に株を買うことのできない人間がいるなんて、とても信じられないかもしれない。思わず「いやいや、わたし、生きていますよ」と、思わず、新聞に向かって語りかけそうになってしまった。(2013年3月執筆)

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2013/12/05

(開講)第57回ワン・コイン古文書講座開講

 みなさん、こんにちは。今年から墨田区文化財調査員というものを拝命しております(どこかへ出勤しているというものではありません、肩書と勉強の機会を頂戴したということです)。それで墨田区の歴史について調べる機会を得ました。今回はその成果を披露したいと思います。今回も宮前市民館で行います。どうぞお気軽にご参加下さい。

第57回ワン・コイン古文書講座

○日時:12月19日(木曜日)14時~16時

○場所:宮前市民館(川崎市宮前区宮前平2-20-4宮前文化センター[最寄り駅は東急田園都市線宮前平駅])第4会議室
宮前市民館のホーム・ページ
http://www.city.kawasaki.jp/miyamae/category/117-11-1-0-0-0-0-0-0-0.html

○料金:500円(一ヶ月会費)

○講師:高尾善希(たかお・よしき 立正大学文学部史学科非常勤講師・博士(文学))

○演題:「本所相生町二丁目本因坊家拝領町屋敷について」

〇講師から一言 今回は本所の地域史の話をします(このところ江戸の地域史のネタで揃えております)。囲碁家元本因坊家の屋敷が本所相生町にありました。どのような経緯で拝領したのか、古文書や古地図の記述で追ってみたいと思います。江戸の地域の歴史を調べるにはどのような方法があるのか、ひとつのモデル・ケースとして聞いて頂ければと存じます。

○参加方法 参加する際には必ず下記メール・アドレス宛てに参加希望の旨のメールをご送信下さい(メール題名は「講座希望」と記入して下さい)。
komonjyo_yomukai@yahoo.co.jp

 会の運営の都合上、多くのところは自己責任でお願いします。お出かけ直前に、このブログの内容をご確認下さい。変更点などがある可能性があるためです。なお、ワン・コイン古文書講座の次回の予定は1月30日(木曜日)です。

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