(講座)ワン・コイン古文書講座、ご参加54名、ありがとうございました
先日のワン・コイン古文書講座、54名の方々にご参加頂きました。谷口眞子さん(早稲田大学非常勤講師)の「赤穂事件を読む」というお話でした。参加者のうち比較的おとしのうえの方は、映画・講談などで忠臣蔵に親しんだという方もいらっしゃいます。そんな方は、赤穂浪士の名前をポンと喋っても、お話上のエピソードとともに「ああ、あのひとね…」とわかってしまうことでしょうね。ちなみに参加者のうち3分の2の方が「泉岳寺の墓所に参詣したことがある」ということです。いまの若い人の中には、「忠臣蔵」も読めない、「内匠頭」も「ナイショウアタマ」と訓む人もあるらしい。わたしも若いのですが、歴史学をやっていなければ訓めなかったかもしれません。
今回のお話は、忠臣蔵にお詳しい方も、〝史実で読む忠臣蔵〟というてんで、とても新鮮にお感じになったのではないでしょうか? もうすぐ谷口さんの新著も出るということですから楽しみです。出たら早速本屋に行かねば。
谷口さんもとてもあかるいお上手なお話ぶり、説明の仕方のうまさに、「なるほど、こうすればいいのか…」とわたしも勉強になりました(ちょっとパクってしまおうかなあ)。
次回第5回、4月のワン・コイン古文書講座の詳細は、追ってこのブログでご紹介いたします。
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コメント
お久しぶりです。僕は太宰春台が好きでもあり、じつは吉良シンパ-というか赤穂連中が嫌いです。浅野長矩を殺したのは将軍綱吉なのだから、討ち入りするなら江戸城で綱吉を狙えばよろしい。お上には従順で「被害者」に牙を剥ける-という連中の行動は美しいと思えません。
ところでご存知かと思いますが、中野区・上高田の萬昌院功運寺には、吉良上野介の墓があります。折しも義士祭の日にここへ線香あげに行きましたが、意外というか、他には誰もいませんでした…。
また信州・下諏訪の法華寺には吉良義周の墓があり、ここでも一度お線香あげてきました。やっぱ誰もいない隅っこで…。でも風景のよい静かな所で、お坊さんもよい人だったので、やや救われた気分になりました。
投稿: 弓木 | 2006/04/08 10:50
忠臣蔵というのは、あくまで史実の赤穂事件を下敷きにした物語にすぎません。史実の赤穂事件について、谷口さんがもうすぐ本を出されるということですから、吉良贔屓の弓木も是非お読みください。
投稿: 高尾 | 2006/04/08 17:14