(講座)申し訳ございませんでした そしてたいへんありがとうございました
・超満員御礼 きょう2月25日(土曜日)、第3回目ワン・コイン古文書講座が、立正大学大崎キャンパス324教室でひらかました。お話は横山百合子さん(東京都公文書館専務的非常勤職員・山梨県立女子短期大学非常勤講師)「女性の手紙を読んでみよう」でした。
前回の第2回古文書講座が30人ほどでしたから、(まあ50名くらいの方々に来て頂ければ…)と思っていたところ、思いのほか多くの方々にご参加頂きました。それも63名(!)の方々にご参加を頂きました。130人教室も所狭しと黒山の人だかり、みなさまにお礼を申し上げたいと思います。
ずらずら廊下にならぶ行列をみて、ほかの教室の方から、
いったい何をやってるの?
と訊かれるほどでした。なんともいやはや。
・不手際 ただ人数の読み違いにより、プリント配布が滞るというハプニングがありました。これは横山さんには何の責任もありません。すべて運営者たるわたしの責任です。それについてはわたしがここにお詫びを申し上げます。
このワン・コイン古文書講座は「会員制・事前申し込みなし」といういままでにない運営方式をとっております。それで当然人数を読み切れない部分もあるわけですが、そうとはいえ人数読みの甘さがあったことは否めません。また安定的で円滑な運営をしてゆくため、何らかの対応をはからねばならないと考えております。今度どのように運営してゆくのか、講師・運営ともども充分注意を払いたいと思います。
・嬉しい悲鳴、こみあがる想い しかし嬉しい悲鳴ではありました。自分のやろうとしていることの意義の大きさを実感しました。
インターネット・若干のチラシしかつくっていないのに何故60名近くの方々にご参加頂けるのか? 「古文書を読みたい・歴史を学びたい」とお考えになっている方が世間にこれだけいらっしゃったとは、歴史研究に従事する者として、歴史教育に関わる者として、何かを深く考えざるを得ません。
わたしの経験上でいえば、60人以上の集客をするには企業宣伝や自治体発行紙などの媒体に頼らないと無理なことです。歴史を学びたいという〝地熱〟の存在と、気安く利用できる学びの場を設定する必要性をますます実感した次第です。このままゆくともっと宣伝に努力しさえすれば参加人数100人は軽く越えてしまう可能性が充分ありますが、それでは運営方法をどのようにするかという難問に直面します。
わたしが知恵を絞るのは無論のことですが、「このように運営したらよいのではないか?」というアイデアをみなさんから頂戴できればと存じます。みなさんのご批判やお知恵を拝借することも運営において大切なことです。もともと大学の起源は中世ヨーロッパにありますが、そのときは学生たちが先生を「雇った」わけです。われわれは中世の大学に戻ろうというのが当講座の意義なのです。
今回の講座は最初混乱があったものの、講師の横山さんの円滑で興味深いお話に救われて、いつもの講座の調子になり、会がたいへん盛り上がりました。横山さんにもお礼を申し上げます。
そしてみなさまにはこれからもよろしくおつきあいのほどよろしくお願い申し上げます。
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コメント
うれしい読み違いでよかったですね。
講座の内容が、期待を裏切らせないのでしょうね。
それだけ、主催されている高尾さんのご苦労も以下ばかりかと推察いたします。
がんばってください。
投稿: かめ | 2006/02/26 10:20
昨日は大変お疲れ様でした。
ますますの盛況振りに私まで嬉しくなってしまっております。
横山先生のお話も大変楽しく興味深く、又是非講座に出ていただけるとうれしですね。
公文書館でのお仕事のお話も、どのような研究をされているのかとても興味をそそられました。
何か古文書を読む楽しみを実感出来る講座シリーズになりそうです。
来月もよろしくお願い致します。
投稿: ししまる | 2006/02/26 11:53
かめさん・ししまるさん、ありがとうございました。わたしもみなさんから生き甲斐を貰えそうです。
投稿: 高尾 | 2006/02/26 20:58