(講座)第2回ワン・コイン古文書講座、ご参加ありがとうございました!
先日1月14日(土曜日)は第2回目のワン・コイン古文書講座でした。雨がざあざあ降ってきて(これではお客さんの足がにぶるな)と不安に思っていたのですが、それにも関わらず何とか33人の方々のご参加を頂きました。前回と較べ人数が微増したうえに新顔の方が14人もみえました。運営者としてご参加頂いた方々にあつくお礼を申し上げます。
この回の小林信也さん(東京都公文書館)「江戸をよむ」という講座では江戸の沽券状を読みました(小林さんのブログにてこの講座についてのコメントが読めます)。「沽券にかかわる」の、あの「沽券」です。どうでしょうか、ちょっと難しかったかもしれませんが、何を書くべきかが最初から決まっている定型文章の文書ですから、複数読むうちにだんだん慣れてくると思います。それに「すぐに読めるだろう」となんて安易に考えちゃいけません。たしかに古文書はやさしいのですが、それでも昔の文章ですから、多少の慣れは必要なのです。それに、もしみなさんにすぐに読めてしまったら、わたしたち古文書講座の商売がアガッタリになってしまいますでしょう? 今度ともどうぞ根気よくおつきあいのほどよろしくお願いいたします。
さてこのワン・コイン古文書講座は1回毎に独立した講座となっております。初めて参加される方、前回参加されたなかったという方も大歓迎です。それに会員制ではありませんから、入会金なし、参加したりしなかったり、それはみなさんの自由です。講座の薄利多売形式ですので、なるべく多くの方のご参加を頂きたいと思います。お知り合いでお誘いあわせのうえ、お気軽にご参加ください。
次回第3回目の講座は2月25日(土曜日)4時15分~、立正大学大崎キャンパス324教室でおこないます。講師は横山百合子さんです。江戸幕末か明治初頭の東京のお話になると思います。近々正式な告知をこのブログでおこないたいと思います。
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コメント
すみません。手違いでトラックバックを重複送信してしまいました。お手数ですが、削除してくださいまし。
投稿: 小林信也 | 2006/01/16 21:32
了解です。
投稿: 高尾 | 2006/01/17 08:08
高尾様
横山です。こんな内容ではどうでしょうか。
江戸の女の手紙をよんでみよう
江戸時代は、「七去三従」の教えの生きていた時代といわれ、社会の表に出ることもなかった江戸町方の女性たち。しかし、家業にも、財産管理にも、はては”旦那”の財布の中身にまで目をひからせ、大奥コネクションをフルに活用し、見えないところで活躍をしている女も少なくありませんでした。そんな町方の女たちの姿を、手紙をとおして探ってみませんか?
投稿: 横山 | 2006/01/19 17:45
ありがとうございます、おもしろそう…。
投稿: 高尾 | 2006/01/19 21:34
ワン・コイン古文書講座、うらやましいですね。
地元でも郷土史会による講座があるのですが、時間の都合が付かなくて行けません。いつまでたっても入門者です。
新潟県立公文書館でインターネット古文書講座があります。
ご参考までに(外の文書館にも同様のものがあるようですがここが一番多い)。
http://www.lalanet.gr.jp/npa/
「土尻村のみよ」や「羽下村長八」の一連の文書など、ある種人情話や推理小説の趣があります。
投稿: 陸 | 2006/01/21 14:15
ありがとうございます。インターネットで古文書の画像をあげて、それについて解説してみるということも、いつかやってみたいと思っています。
投稿: 高尾 | 2006/01/21 20:45
今度の横山先生の講座も楽しみです。次第々に江戸時代の姿が見えてくるようで、わくわくしますね。インターネットと古文書、早速試してみたいです!
投稿: ししまる | 2006/01/22 23:33
横山先生もこのコメント欄をみてると思います。ますますプレッシャーが…(笑)。
投稿: 高尾 | 2006/01/23 08:09