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2005/12/14

(講座)ワン・コイン古文書講座盛況、ありがとうございました

 12月10日(土曜日)、立正大学大崎キャンパス11号館にて、ワン・コイン古文書講座を開催しました。このワン・コインとは参加料500円のみ(プリント印刷代含む)という意味で、いわばカルチャー・スクールの格安販売です。学生さんだけでなく社会のいろいろな方々にも学問に親しんで頂こうという文化活動でもあり、また、講師はオーバー・ドクターのわかき非常勤研究者を使い、非常勤研究者にも社会的活躍の場を与えようではないかという救済活動でもあります。例をみないインターネットだけの宣伝でした。
 初回講師はわたしでした。「くずし字を読むココロ -古文書入門、一歩手前-」という題名で「くずし字への恐怖感を取り去ってみましょう、くずし字を読むときのコツをご教示しましょう」という内容の2時間講義。
 インターネットだけの宣伝にも関わらず、30人以上のお客さんに恵まれて好評でした。単位絡みの大学の授業とは異なり、500円とはいえお金を頂いているし、熱意ある見ず知らずの方々ばかりなので、「みなさんに失望させてはいけない」と講師であるわたしも自然と話に力がはいりました。わたしは何度も市民講座を経験してきましたが、いつも自分が試されているような気分を感じます。しかし今回は特に派手に笑ってくれるお客さんが多くて、わたしもとても楽しく感じられた講義でした。
 驚いたのは、多彩な年齢層・立場の方々が集まったということで、インターネットという宣伝媒体ゆえの現象なのでしょうか。だいたい古文書講座といえば60歳以上の方々が多いのが相場ですが、当会は若い方もちらほら。この意味でもやってよかったと痛感しました。剣術試合をしたあとのように、とてもつかれた反面、ここちよい充実感がありました。
 ご参加頂いたみなさまにはこの場をかりてあつくお礼申し上げます。次回は1月14日(土曜日)4時15分より、同じく立正大学大崎キャンパス11号館1171教室の予定です。講師は近世都市史研究者小林信也さんです。明日にこの講座のまとまった紹介文を書こうと思っています。乞う、ご期待!

(追記) さっそく受講生の方の記事を発見。

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コメント

先日は楽しい授業をありがとうございました。

なにぶん門外漢なものですから、おっかなびっくり、まずは様子をみて、続けられるかどうか判断しようと及び腰で参加させていただきました。

第一回に関する限りでは、自分にもなんとかなるかも知れないと思うことができましたので、一念奮起、先生お勧めの『近世古文書解読字典』も手に入れました。

次は字典を買っておしまいにならないよう気分を盛り立てていくつもりです。どうぞよろしく。

投稿: 653 | 2005/12/16 15:55

お越しいただきどうもありがとうございました。物知りの653さんには易しすぎたかもしれないと心配しております。これに懲りずに小林さんの講義にもご参加ください。

投稿: 高尾 | 2005/12/16 16:51

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