(雑感)ブログをやってみて
ひとから「ブログって何?」と聞かれるのですが、やっているわたし自身、よくわかっていません。いい加減なもので最初に「ブログとは何か」と考えるより、やっているうちにわかるだろうと思っています。
ブログにはHTML・RSS・トラックバックなどに技術的な諸側面があるのでしょうが、とにかくどういうかたちであれ、最低でも自分の考えた徒然草をテキスト・データでネットに流せればよろしい。
そんなわたしのこだわりは実名主義です(これについては前にも触れました)。実名を明らかにすることによって、情報ソースを明らかにして生産的な話をしよう、という意図です。端的にいえば、①「題名(副題も含む)」・②「筆者のプロフィール」・③「1つの記事」の3つで、ほとんどすべてがわかってしまう、というブログ作りを目指しています。また単なる日記にはしないことにしています。日常生活を書くにしても何かしらを論じることにしています。ひとのウケもあまり気にせず、あくまで自分本位で淡々と書き続けます。
いま歴史研究者共同執筆ブログ「歴史文化村」どっとこむも試験運行しております。いまわたしと小林信也さんしかおりませんが、そのうち名のあるひとをお呼びして、実名で文章を書いていってもらおうと考えています。
さてこのブログ運営によって、研究や仕事の環境はどうかわるのでしょうか。マスコミや世論との関係、研究をめぐる情報収集に影響を与えるかなどは興味があります。くわしくは秘密で申せませんが、いまのところ、これに関してはかなりいい影響を与えていると思っています。
さらにこれからどうなるかは、やっている本人にも具体的なところはよくわからない。ちょうど釣りみたいなもので、海に餌を投げ入れても、どんな魚がかかるかわからないというのと同じです。とにかく魚らしきものがかかることだけはわかる。魚が喰えるか喰えないかはそれも釣ってからのお楽しみ。世の中の広さに期待しましょう。
いままでいろんな方々の反応を頂きました。いまのところ、経済評論家(木村剛さん)・大学教員・大学院生・テレビ局・テレビ番組製作会社・大手出版社広告部・史学科の学生・主婦・歴史史料集本の校正に追われる方・定年でサラリーマン人生を終えた方……などなどです。こんな地味なブログですが最近は1日100アクセス以上を頂くようになりました(最近150アクセス・200アクセスくらいまで上昇することがあります)。
ジャーナリスト木村太郎さんによる発言。わたしもこれと同じようなことを考えていました。
―匿名と実名の問題がありますが、木村さんは、実名でやるブロガーが増えると思いますか?
現在匿名でブログを書いている一般の人たちが、実名に転向してやるようになるという動きよりも、既に他のメディアや学会、業界団体などで実名活動している専門家がブログにどんどん作家してくる動きのほうに注目しています。ここでいう専門家というのは、プロのジャーナリストという意味ではないです。さまざまな分野のプロがブログを利用して、自分たちはこういう情報をもっているとか、こう思うんだ、という指摘をするようになると、世の中に流通する情報が分厚くなる。(164頁―165頁)
須田伸『時代はブログる!』(Ameba Books、2005)
| 固定リンク | 0
この記事へのコメントは終了しました。

コメント