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2004/09/30

(古文書入門)古文書を読みたい、どうしたらいい?

 今日のお題は「古文書入門」です。ここでいう古文書とは、墨でニョロニョロ、ミミズのような文字が書かれた史料のことです。
 わたしも江戸時代を研究しているため、博物館・カルチャーセンター等で、「古文書入門講座」なるものを依頼されることがあります。そのたびに応募されるかたの多さに驚かされます。残念ながら、わたしの講座に人気があるのではなく、どうやら古文書解読自体が、ブームらしいのです。「ニョロニョロ(古文書)が読めるようになりたいです! どうしたらいいんですか?」と質問をされることも多くなりました。わたし自身はというと、大学教育・大学での研究会という、とても恵まれた場で古文書解読を習いましたから、ここで自分の経験を話すことは無意味でしょう。
 そこで、大学で学ばず、全くの趣味・独学で古文書解読を修得された方を観察してみました。するといくつかの共通点があることがわかります。1つには、①古文書通信講座を受講され、②地域の古文書市民サークルに参加され、③博物館等の講座も受講される、という3者かけもちの「欲張り」な方が多いようです。勉強の機会を積極的に確保する。2つには、勉強で知り合った友達が多いというのも見逃せません。友達同士で互いに教え合うというなかで勉強されているようです。3つには、格別頭がよいというよりも、物怖じしないひとが多いのではないかと思います。つまり、何でもひとに質問する、これが学びの極意なのかもしれませんね(古文書の勉強に限ったことではないでしょう)。
 講師の側も心得たもので、あるひとは、わざと自分の作ったテキストに間違いを仕掛けるのだそうです。案の定受講生の方が「先生、これは間違いですよ」と指摘してくる。すると講師は「あ。その通りですねえ。よく勉強されていますね」と答えてあげる。わたしはこれを聞いたとき「プロい!」と唸りました。ノセル講師にノル受講生か。こうやって受講生の古文書解読力が上がっていくわけです。
 ちなみに、わたしのテキストにも間違いがありますが……、もちろん本気で間違えています。ごめんなさい。

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コメント

はじめまして。
実は、古文書の電子化の仕事に入る際に、こちらへお邪魔していました。
ですので、トラックバックしてもらっているのを知って、とてもびっくりしました。
肝心の仕事の方ですが、あいかわらず意味がわからないまま、仕事を続けています。
ただ、なんとなぁく、お城での行事の文献である事はわかるんですけどね。。。

投稿: n_tomoma | 2005/01/29 20:48

n_tomomaさん、コメントありがとうございます。そうでしたか。いやはや。
n_tomomaさんのブログの記事は、RSSリーダーで、「古文書」というワードで検索をかけていて、ひっかかってきたものですから、拝見させて頂いたのです。お役にたてれば幸いです。
わたしは東京都公文書館に勤めておりますが、江戸時代の史料集を出すのが仕事です。発注先の出版社さんには、見慣れぬ江戸時代の文章で、ご迷惑をおかけしている立場なのです。それでおもわずトラックバックを送らせて頂きました。
お仕事、ほんとうに大変だと思いますが、がんばって下さい。

投稿: 高尾 | 2005/01/29 21:05

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